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タイ・バンコク旅行3: 航空情報追補

はじめに

sharpness.hatenablog.com

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これらの記事の続編として、他に得られた情報についても追記する。

続・いかに安く快適に成田〜バンコク往復するか

今回、新たに搭乗した往復ノックスクートについてレビューしたい。

  • 行き: 成田(NRT)→バンコク・ドンムアン(DMK)
    • TR869便: スクート NRT 10:00 -> DMK 15:00 (B787-8)
    • XW101便: ノックスクート NRT 13:55 -> DMK 18:25 (B777-200) NEW 予約時 14,386円
    • XJ603便: エアアジアX NRT 14:25 -> DMK 19:35 (A330-300) 予約時13,700円
  • 帰り: バンコク・ドンムアン(DMK)→成田(NRT)
    • TR868便: スクート DMK 00:45 -> NRT 08:50 (B787-8)
    • XW102便: ノックスクート DMK 02:45 -> NRT 10:25 (B777-200) 予約時3,699タイバーツ(THB)=当時約13,400円 スクートビズ利用(いわゆるプレミアムエコノミー相当)
    • XW102便: ノックスクート DMK 02:20 -> NRT 10:25 (B777-200) 予約時2,400THB

ノックスクート

往路ノックスクートは、スクートインサイダー経由で予約したが、どうやら軽食が付くらしい。 チケットの右下に何か文字が書いてあると思うが、それが昼食が出るかどうかの印だということらしい*1。 座席も、そのためかは分からないが、ギャレーの近くの通路側の席であった。 相変わらず、昼行便の機内はやることがない。途中は照明も落とされるために寝る以外に時間を潰す方法がないが、これがLCCの醍醐味だろう。

帰路のノックスクートは、前回登場時に比べて安くなっているが、これはセールのタイミングを狙ったためである。

www.lifeistravels.com

例えば上記のように、たまにLCC各社はセールをやっており、セールを利用すると航空会社横並びの値段よりも安く購入することができる。Google Flightsのアラートを着けておくことで、値段が変動したときにメールで通知を受け取ることができるので、便利である。

また、サイレントゾーンの座席指定を行った。これは、エコノミー前方の座席は、追加料金を払うことで指定することができる。これが実際は値段が高くて、1,200 THB ぐらいとられてしまったのだが、それでも日本円に換算すると1万円強となる。 そして、だいたいこのサイレントゾーンは空いていることが多いので、うまくすると1席の追加料金だけで横一列を独占することが可能なのだ。この裏技はTwitterなどですでに出回っているので、ご存じの方もいるかとは思うが、実際にそれを利用して、横一列で寝ながら帰ってくることができた。下手すると、スクートビズ(今では、スクートプラスに名前が変更になった)よりも快適かもしれない。

番外編: 羽田〜バンコク個別往復搭乗記

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往路(ANA

ANAを利用する場合、羽田・成田からバンコクの間は、一日当たり実に5往復している。深夜帯だけでもほとんど同じ時間に2本運行されており、日本航空タイ国際航空も同じ時間帯に飛ばしている。東南アジアの便は、片道せいぜい6時間ぐらいで飛んでしまう。これは寝るにはいささか短い時間だ。しばしば出張の時は、経理からは深夜便があるならば、無駄に一日滞在せずにその便で帰ってくるように言われてしまうが、それだと全然睡眠ができずに、翌日に差し支えが出てしまう。それを考えると、昼行便のほうが気が楽である。特に、見たいドラマや映画があるのであれば、時間を考えると丁度良いと言えよう。

機体は787-9である。この点はスクートと実はそれほど変わりは無いが、機内サービスが充実しているのがありがたい。とはいえ、夜行便だと一回目の軽食は水とお菓子の小袋が提供されるだけで、それほど量が多いわけではないことに注意。二回目の朝食が実質的にはメインの食事となるが、到着時間がはやい分、かなり早い時間に提供されることになるのに注意と、機内食事情についてはあまりうれしくないことに着目しておきたい。

入国はそれほど時間がかからなかった。恐らく、ちょうどこれ以前に到着した便は少なく、これ以降にたくさん早朝便が到着する様子だったので、到着してすぐに入国に向かえば、それほど待たされることなく入国ができるようになる、というイメージだ。この点で、この続行便に乗るよりもこの便に乗る方が便利かもしれない。

復路(フィリピン航空)

たまたま、手荷物の値段と時間を考慮した場合、フィリピン航空で帰るのが最安になるルートがあったので、試しに選択してみた。まず予約時に、どのサイトから予約するかによって値段が違うというのが難しい。Trip.com が最安であったのでそれを選択したが、予約を申し込んでから発券されるまでに最大24時間の待ち時間があり、本当に手荷物有りの料金で発見されるのかが不安であったが、無事発券された。

まずはスワンナプーム空港を紹介したい。航空需要の増加に伴い、手狭となったドンムアン空港にかわって新設されたのがスワンナプーム空港であり、近代的な設備と2本の滑走路を兼ね揃えた、東南アジア有数のハブ空港である。様々なフルサービスキャリア(FSC)が発着する国際空港でもあり、アジアが中心のドンムアン空港と差別化が図られている。このスワンナプーム空港には巨大な鬼(ヤック)が鎮座している。深夜の出発となる。フィリピン航空のチェックインカウンターは、周囲の中国便に比べて比較的すいていた。手荷物もバゲッジスルーによって、羽田まで預けることができた。

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毎回少し時間がかかり、靴まで脱がされる保安検査もあるが、出国審査を抜けると、こういったものが鎮座していた。

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以下、カメラの電池が切れてしまったので、特に写真は無い。

バンコクからマニラへはA321neoが就航していた。深夜便であったがほぼ満席で、日本人は恐らくほとんどいない。エコノミーの中央席で堪え忍ぶ。深夜便ではあるが、ちゃんとした機内食が出された。機内は途中暗くなるものの、航行時間は3:15であったので、ほとんど寝る暇もなくマニラに到着した。

マニラで注意すべきことは、トランジットであっても手荷物検査があるが、その時に水だけでなく、折り畳み傘を手荷物で持っていると没収されてしまったことであった。またマニラのニノイ・アキノ空港の第二ターミナルにフィリピン航空の国際線は発着しているが、混んでいてあまり座席がない上に、朝食を探すのも難しいので、待ち時間が中途半端の場合、滞在するのは難しく、むしろ長いトランジット時間をとって、マニラ観光したほうが楽しいかもしれない。

マニラから羽田へはA330-300が就航していた。こちらは打って変わって日本人も多く、座席も窓側を指定したとき、通路側にはほとんど座っていないほど空いていた*2羽田空港では荷物が出てくるのにやたら時間がかかったが*3ロストバゲージもなく荷物を回収できた。

安い乗り継ぎ便にはどのようなものがあるか

実際、LCCであっても夜行便であれば、機内サービスに妨げられることなく寝られるし、昼行便もタブレットなどを持参して時間をつぶすことができるのであれば、それほど苦にはならないだろう。基本的にはどのタイミングであっても、LCCで移動するのが安価ではあり、実際空いているのではあるが、敢えて他の選択肢を安く選びたいという人に、いくつかルートがあるので紹介したい。

  • フィリピン航空(マニラ経由)
    • 片道でまれに荷物込みでLCCより安い場合がある。復路のレビューについては上記を参照されたい。
  • ベトナム航空(ハノイ/ダナン/ホーチミン経由)
    • こちらは往復利用が必要だが、往復でLCCに拮抗する値段をみかけることがある。場合によっては夜の乗り継ぎとなるので、乗り継ぎ時間の短い組み合わせを見つけなければならないなど、少々使い勝手が悪い。往復で別の空港を経由することもできる。
  • Peach(那覇経由)
  • 香港航空/香港エクスプレス(香港経由)

タイはプライメートシティであるバンコクが巨大な都市圏を形成している一方、地方都市はかなり規模が小さい。これが、日本の各地にバンコクから直行便が就航している一方で、バンコクの各地には日本から直行便がない理由だろう。こうしたところに行くには、どちらにせよ乗り継ぎが必要となり、運賃も高めになってしまう。セールや経由の組み合わせなどで、できるだけ節約して行きたいものだ。

*1:あいにく、機内食の写真は取り損ねてしまった

*2:もっとも、これは閑散期の平日だったからなせる技で、繁忙期や土日などにはそうであるとは限らない

*3:乗り継ぎ便だったからだろうか