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タイ・バンコク旅行2: 移動手段、観光地、食事、etc……

はじめに

航空機については前回の記事で触れたので、ここではタイに着いて以降の観光tipsについて紹介したい。2019年1月現在の情報であることと、

sharpness.hatenablog.com

Wi-Fiを予約する

シンガポールは至る所にWi-Fiが飛んでいるので、最悪Wi-Fiがなくてもなんとかなったが、タイは割とそうでもないことと、Grabなどのタクシーを利用したいことを考えると、Wi-FiSimカードは必要不可欠であるといえよう。

残念ながらSimフリーでない端末しか持ち合わせていなかったので、Wi-Fiを借りることにした。まず悩むのが4Gか3Gのどちらにするかだが、3Gでも調べ物をする程度であれば全く困らなかったことをお伝えしておきたい。あくまで私の場合だが、予約時に「タイ3G+紛失サポート+モバイルバッテリー」の組み合わせで最安だったのがWi-Hoだったので、しばしばWi-Hoを利用している*1。どの会社でも、価格ドットコム経由で検索するのが一番コスパが良さそうなのでオススメだ。

kakaku.com

Wi-Fiは空港で受け取ることができるが、Wi-Hoの成田第2ターミナルの場合はQLライナーという、空港の端まで取りに行かなければならない。Wi-Hoであれば、3000円以上になるようにうまく調整して、宅配で受け取ってしまうのも手だ。https://blog.hatena.ne.jp/my/

www.ql-liner.co.jp

バンコクに着いた!どう移動するか

ドンムアン空港に着いてすべきことは、まずはWi-FiとGrabを利用可能な状態にすることだ。Wi-Fiドンムアン空港のものを利用することもできる。GPSをオンにして、現在地がタイであることを認識させないと、クレジットカードを登録しようとしても、弾かれてしまう。最初MasterもVisaも弾かれて万事休すと思ったが、GPSを測位し直したところ、アプリが、筆者の現在地がタイであると認識できたようで、正常に登録できるようになった。

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道路事情(Grab・タクシー・トゥクトゥク

基本的に、夕方、特に金曜の夜の下道は非常に渋滞する。全く動かないこともしばしばあるので、その場合は鉄道を利用するほうが良い。

ハイウェイに乗るとき、料金は自分で払えとなっているウェブ上の記述が多いが、今は運転手が乗車後、高速代金を登録するようなシステムになっているようだ。そのため、今回は一回もハイウェイ代金を要求されることはなかった。しかし平時に乗るGrabは、タクシー相場より高めなのは言えるだろう。

金曜の夜などは、タクシーはもちろん、バンコク中央部ではなかなかGrabも捕まらない。そもそも主要な交差点が一度捕まったところで、道路がスタックしているとなかなかたどり着けず、キャンセルになってしまうこともあった。最終的にトゥクトゥクにお願いして乗せてもらったが、地元住民のガイドがなければ、ホテルまで帰り着くことができず、ひいては空港に間に合わなかっただろう。

トゥクトゥクはそれなりに値段も高い。でも、トゥクトゥクの運転手は抜け道もかなり知っているので、ナビ通りの運転をするGrabより、抜け道を駆使してたどり着く熟練ドライバーのほうが、結果として早く到着するということはあるようだ。

鉄道事情(BTS・MRT)

何も下調べをせずに行ったところ、どうやらBTSとMRT、ARLという3種類の交通機関があるようで、BTS高架鉄道、MRTが地下鉄、ARLがスワンナプール空港にくための路線ということだそうだ。シンガポールと同じく、今もどんどん路線の延伸が続いている*2。このうちBTSは距離に応じて値段が変わるが、最大でも44タイバーツと大変良心的な価格となっている。日本の鉄道のように電光掲示板で次の列車がいつ来るのかということを告知してくれるわけではないが、待っていればすぐに来るので何の問題もない。

基本的に各駅停車しかない。BTS-BTS間の乗り継ぎは、中心部のSiam駅で、上下の階にそれぞれ2路線が併走するようになっているので、乗り換えは上下移動だけで良いので非常に楽である。一方でBTSとMRTの乗り換えは、基本的に高架と地下の移動が生じる上に、切符を買い直さなければならない。

切符の購入は、券売機で硬貨を使うか、そうでなければ窓口で両替or直接発券してもらうしかない。窓口では、降りる駅を言うか、両替してほしい旨を伝えれば良い。紙幣を崩したい場合は窓口に行かざるを得ない。そのため、金曜夜などは窓口と券売機が長蛇の列になっていて、どちらも買うのに十分以上かかった。MRTなどは、東京の夜の通勤ラッシュと遜色ないぐらい人が多く乗るので困ったが、日本のようにずっと両手を上に掲げている男性客はいなさそうであった。

徒歩

バンコクの歩道は、車道との段差が大きい(車が乗り上げないようにするためか)ことと、凸凹が多いことが気になった。またなぜか水たまりが至る所に出没していて、下手に足を踏み入れないように注意することが必要である。

バンコクでどう過ごしたか

プール

一定以上のレベルのホテル、コンドミニアムにはプールが併設されていて、泳ぎ放題である。暑いし、どうせなら泳がないと損なので、せっかくタイに行くのであれば水着持参で行きたいところである。現地の大型ショッピングモールでも水着を買うことはできるが、日本で冬場に水着を購入するのは難しい。例えば成田空港では、三愛水着楽園が唯一の水着ショップだが、男物であっても数千円クラスのものが必要となり、サポーターも購入するとさらにお金がかかる。なので、タイに行くことが決まったら前もって、通販で水着を購入しておこう。

Health Land

これはいかがわしい店ではなく、いわゆるマッサージ店である。清潔な店舗の割りにお手頃価格というところで、オイルマッサージをしたところ、1時間半で1,000バーツほどであった。ただ、施術のおばちゃんはかなり指示が雑というか、あまり意思疎通ができない感じなので、雰囲気で色々会話したり、動いたりする必要がなさそうだ。それほど痛くないコースだったので、全体をなでられている印象なので、いかにもなマッサージをやりたい場合は、古式マッサージを試してみる価値はありそうだ。

JCBラウンジ

BTSのChit Lom駅とSiam駅の間スカイウォークとよばれる空中のペデストリアンデッキが整備されていて、非常に歩きやすい。回りには、CentralWorldと呼ばれる巨大ショッピング・モールがあり、NaRaYaなどタイのブランドグッズをショップで購入することもできる。また、スカイウォークから町を見てみると、通りに廟があり、その回りが広場のようになっている。少し見ていると、謎の催し物もやっているようだった。

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このスカイウィークの、Chit Lom駅よりのビルの9階にJCBラウンジがある。地図を手に入れたり、オススメの観光地を紹介してもらったり、5枚までであれば印刷などができる。この旅行の前に、JCBのクレジットカードを手に入れておいてよかったと安心した次第。海外ではJCBならではの特典がある所も少なくないので、旧来の「JCBは国内」というイメージを覆し、海外旅行にもJCBカードを持って行く価値があると感じるようになった*3

www.jcb.jp

余談だが、このラウンジが入っている建物の1階には、メイソー(MINISO)が入っていた。

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アジアティー

↑のラウンジで紹介してもらったのが、このアジアティークと呼ばれる巨大ショッピングタウン。

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路地みたいなところに大量に店舗が並んでおり、様々なタイグッズが売られている。しばしば見かけたのが果物の形をした石けん(1個50バーツ)。

アジアティークへのアクセスは、BTSのサパーン・タクシン駅から無料の船に乗ることになる。このサパーン・タクシン駅というのがくせ者で、BTSはほとんどが複線なのだがこの駅だけ単線である。そのため、ホームは1つしかないが、そのホームに上り線も下り線もどちらの電車も到着する。まさか首都に近いところでこういう駅があるとは予想していなかった。駅から階段を降りるとすぐそこはチャオプラヤ川だ。川沿いに歩くと船着き場があるので、そこから無料の船で約15分で到着できる。

このアジアティークですごいのは、なんといっても観覧車である。普通、日本の観覧車といえば、1周あたり数分ぐらいかけてゆっくりと回るのが常であるが、この観覧車は5倍ぐらいの速度で回るので、まずそのスピードにびっくりする。その上、1周では終わらない!、だいたい5〜6周ぐらい?*4回ったところで、だんだんスピードがゆっくりになり、ようやく降りることができた。日本では安全性がどうとか言われそうな気がしますが、そんなことはお構いなしの高速回転に度肝を抜かされた。

観覧車から望む夜景もとても綺麗である。チャオプラヤ川の川沿いはビルが建ち並び、中には月15万円以上するようなコンドミニアムも立っている。この川沿いが、バンコクの経済発展を象徴しているようだ。

ナイトクルーズ

チャオプラヤ川を往復するナイトクルーズが、アジアティークから出航している。その他にもチャオプラヤ川沿岸のいくつかの港から出航しているようだ。私が乗船したクルーズは、EDM系をガンガン大音量でかけながらチャオプラヤ川を往復する、たいへん近所迷惑な、それでありながら面白いクルーズだった。(たしか1人1200タイバーツという、それなりに張るお値段だったので、これは見栄を張る以外には余りオススメしない。)私が乗ったクルーズはやたら韓国人の観光客が多く、K-POPが流れ出すとおばちゃんが踊りまくっていた。江南スタイルが流れたときが最も船内が盛り上がった。船内の説明書きも韓国語併記で、多くは韓国人客向けの客船だったのだろう。

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船からは、ICON SIAMという、高島屋などがはいった巨大なショッピングモールが見えた。川からみる外観は巨大な船のようだ。日本でこんなビルを建てたら間違いなく、無駄遣いとどやされるか、採算度外視とみなされるだろう。しかしバンコクであれば、このビルを建てたとして、これが霞んでしまうような、さらに豪華な建物が、更に建っていくのだろう。他にも、黄金の寺院であるワット・アルンも川から眺めることができた。1時間ほどの航行だったが、夜のバンコクを味わう最高のクルーズであった。

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ナイトバザー

所謂、屋台村であるが、その規模を侮ってはいけない。MRTのタイ文化センターの近くにある屋台が、かなり広く、様々な種類の屋台が建ち並んでいて、見応えがある。観光客も地元の人々も入り交じっており、様々な料理が低価格で味わうことができる。

やたらTシャツが売っていて、なかには怪しい日本語で書かれた謎のTシャツも売っている。こうしたTシャツを適当に購入して気楽に着ると言うのも、また一つの楽しみ方ではないだろうか。

バンコクの食事

いかにも東南アジアという味付けであるが、筆者はかなり好みである。タイ料理はエビを使ったものが多く、エビが好きな人にもオススメだ。ここで紹介するのは、タイ料理のほんの一部にすぎない。

カオマンガイ

茹でた鶏肉をライスの上に載せたシンプルな料理であるが、謎のタレと絡めて食べることでとても美味しい。大胆にも屋台でカオマンガイにトライしてみたが、幸いにしてお腹を下すことはなかった。

ガパオライス

いわゆるガパオライスを頼もうと思ったが、ガパオというと通じない。結局、なんと言えば通じたかは忘れてしまったが、同等のものにありつくことができた。

パッタイは日本で食べてもタイで食べてもだいたい似通った味がするが、なぜか日本で食べるガパオライスとタイで食べるそれは異なると感じる。米の炊き方や、スパイスの成分が違うとか、なにがしかの理由はあるのだろうが、タイのガパオライスを食べると、東南アジアに来た、という感覚を我々に与えてくれる。

その他

その他にも色々食べたが、名前が思い出せないので画像だけ貼っておく。

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ビールの話

筆者が行ったときは3種類のビールを飲んだが、それぞれ獅子と象と豹のマークがあしらわれている。どれも飲みやすく、おいしいビールであるといえよう*5

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バンコクのその他のトピック

バンコクでの通貨事情

空港で両替するより市中で両替したほうがレートが良く、これはクレジットカードでショッピングするよりもレート的にはよいようだ*6。ただし歓楽街の前にある両替所はレートがあまりよくなかった。

屋台などクレジットカードが利用できない場所も多く、また地下鉄や高架鉄道(BTS)に乗るための券売機は硬貨しか受け付けないので、できるだけ硬貨を持っている方が便利である。

バンコクの気候

1〜2月ぐらいが涼しく、最も「サバーイ」な気候である。寒いのではないかと警戒して半袖Tシャツをあまり持って行かなかったが、普通に暑いので半袖Tシャツで十分だった(現地で買い足した)。ただし、建物の中は空調が効きすぎていることもあるので、確かに長袖を1枚持って行っても良いとは思う。

*1:セールを利用すれば、4G利用でもそれほど値段は変わらないようだ

*2:日本とは大違いだ

*3:実際今回、ホテル代を支払ったときにデポジットを要求されたが、何故かホテル代を支払ったクレジットカードではデポジットが支払えず、サブカードを出して事なきを得たので、複数枚クレジットカードを持っておくことで命拾いした。

*4:厳密に数えていない

*5:残念ながら筆者には細かい違いが分からない

*6:パスポートは必要なので注意